WARN8274 再修理 その5 ― 2017年12月24日
コンミュテーターをグラスウール、サンドペーパーで磨きます。
セグメント間のアンダーカット部分をベビードライバーなどで清掃します。
アーマチュアコイルをヨークに入れ、ブラシにタイラップを掛けて引っ込めてコンミュテーターを挿入します。
挿入前にブラシ先端を脱脂するのを忘れてしまいました。
エンド側ベアリングは、エンドフレームの溝に入るようになっています。
クラッチを切らずにモーターを外したのですが、ピニオンギアがハウジング内に落下してしまったので、アッパーハウジングを外しました。
ギアオイルの規定量はわかりませんが、足りないようなので手持ちの75W-90のデフオイルを足しておきました。
オイルが不足していたためか、ギアに若干サビが見られますが、今回はOHは見送り、このまま組んでいきます。
アッパーハウジング内部。
小さなギアがモーター、クラッチにつながっているピニオンギア。
モーターを抜いてしまうと左のギアに載っているだけなので、ギアが少し回転しただけで外れてしまうようです。
液体パッキンを塗り、エンドフレームを取付け、スルーボルトとアッパーハウジング穴を合わせてモーターをアッパーハウジングに取付けます。
ピニオンに貫通しているのがモーターのシャフト20スプライン。
画像はモーター駆動の状態。
クラッチレバーを引くと一緒にピニオンギアが移動してモーターと縁が切れ、ドラムが空転してワイヤーが引き出せるようになります。
あとはモーターの導通をチェックして問題なければ車載です。
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