JA11 1号車 ミッション載せ替え その12018年08月11日

JA11ATミッションからMTミッション載せ替えスタートです。今回はリフトを借りることができたので、作業的には楽そうです。



まずは、クラッチペダルの取り付けから行います。

JA11の場合、クラッチペダルとブレーキペダルはアッセンブリーなので、ASSY交換になります。作業的には何も難しくありませんが、ステアリングシャフトが邪魔して抜けてこないので、ステアリングシャフトのジョイント部に合いマークをつけ、一度ステアリングシャフトを切り離してから、ブレーキASSYを引き抜き、入れました。



外して気づきましたが、ATMTではブレーキストップランプのコネクターの形状が違うようなので、ATの方から移植して取り付けます。これを忘れると、コネクターが合わなく、また外さないといけないので注意です。



後は、外した逆の手順で取り付けます。
クラッチペダルが増えただけで気分はもうマニュアルですね!


JA11 1号車 ミッション載せ替え その22018年08月12日

続いては、ATシフトの取り外しです。


ATシフトボックスの横から左右二本のビスで止まっているので、それぞれ計4本を取り外します。
取り外すとボックスが外れ、今度は本体が4本フロアに止まっているのでそれぞれ外すとATシフト自体は外れますが、最初にオートマ本体に繋がっているシフトロッドを下にもぐり外しておきます。また、ATシフトからキースイッチまでハンドルロックのワイヤーが刺さっているので、これもフリーにします。
後はATシフトを引っこ抜いて取り外し完了です。


 
続いて、AT本体取り外しです。
本体取り外しに伴って邪魔になる、フロントパイプ、トランスファー、それぞれのプロペラシャフトは全て外します。
下回りの錆はあまり少なく、スムーズに取り外すことができました。



AT本体からエンジンルームのハーネスにATのコネクターがあるので先に抜いておきます。
最終的にバックセンサーやNセンサーを取らなければいけないので、この抜いた部分の配線を後ほど加工します。



インヒビタスイッチなどのコネクターやスターターとミッションハウジングのボルト&ナットを取り外し&緩めていきます。
ボルトを全て取り外す前に、トルクコンバータはドライブプレートにボルト止めなので、ミッションハウジングの下側からカバーをめくり、クランクシャフトを工具で回しながら6本のボルトを取り外します。オイルパンが邪魔して結構面倒です。


本来であれば、合いマークや6本のうち位置決めボルトなどがあり、しっかり確認しながらやらなければいけないですが、今回は載せ替えで二度とこのATを付けることがないはずなのでそんなことは確認せずひたすら取り外しを行いました。
この6本のボルトを先に外すのを忘れると、ミッションを引っこ抜く際にトルクコンバータがドライブプレートに残ったままになるので大量のATフルードが下に垂れ流れることが予想されます。
後は、先ほど緩めたボルトやナットを全て外して、ミッションマウントを切り離し少しずつゆすって取り外します。もちろんミッションジャッキなどはないですが、ジムニーのミッションは軽いので二人いればなんとかなりました。
 


ミッションが取れました。26年間頑張ってくれました。

JA11 1号車 ミッション載せ替え その32018年08月13日

ミッションが取れると、ドライブプレートが見えます。こちらはマニュアル化のためフライホイールに替えるのでこれも取り外します。
6本のボルトを外すと取れますが、クランクをおさえなければいけないので、インパクトで外します。



ドライブプレートを取り外すと、リヤクランクオイルシールが見えます。



オイルシールもこの際なので新品に取替えます。これででしばらくは安心です。



次にフライホイールの取り付けです。



フライホイール中心のパイロットベアリングも新品に取り替えます。
こちらは圧入なのであらかじめ取り替えておきました。
19ミリのソケットがぴったりサイズなので、当て板を置いてゆっくりプレスで抜きます。



後は抜いた逆側から同じ要領でプレスして完了です。



フライホイールの取り付けボルトには、一応薄っすらとネジロックを塗って取り付けました。


次はクラッチの取り付けです。