ジムニーJA11 バルブクリアランス調整2018年10月26日

知人のJA11の整備です。
今回はエンジンから「カチカチ」と音が出ていたので、バルブクリアランス(タペット調整)をします。
 


まずは、インタークーラーを取り外してヘッドカバーを取り外します。
ヘッドカバーは、4本のボルトを取り外せば取れます。
 


今回ヘッドカバーパッキンは買い忘れてしまったので再利用しますが、後から漏れているようなら交換です。
ヘッドカバーを取り外したら、第一シリンダの圧縮上死点を確認するため、ディストリビュータのキャップをあけ、ロータの向きが一番のプラグコードの方向に向いているのを確認します。ずれていたらエンジン回転(右回転)方向へクランクを回して合わせます。
1番圧上では、インテーク側の1番、2番、エキゾースト側の1番、3番が測定できるので、シックネスゲージで測定していきます。
<測定結果>

 

1

2

3

1番圧上

IN

0.20mm

0.20mm

 

EX

0.17mm

 

0.20mm


次に1番排気上死点にするため、圧上の状態からクランクを1回転させます。
1番排上では、インテーク側の3番、エキゾースト側の2番が測定できます。
<測定結果>

 

1

2

3

1番排上

IN

 

 

0.20mm

EX

 

0.20mm

 


冷間時の規定値は、IN側0.15mm EX側0.17mmなので、ほぼ規定値外でした。
後は、全て規定値に入るように調整します。
 


ロックナットを緩め、アジャストスクリュを回して調整します。
これは比較的簡単な作業なのですぐ終わりました。
これでしばらくタペット調整はしなくていいです。