WARN8274 再修理 その62017年12月25日

モーターの導通チェックも問題なかったので、いよいよウインチを車に戻します。



50mケーブルは、ウインチングには長くて使い勝手は良いのですが、それにしても重すぎです。1人で載っけるのはとても無理です。
これだけのものを車の先端に載せると、回頭性、前後の加重バランスなども影響が出るでしょうね。



マスター巻きも完了。
モーター音がキューンって感じで回転がスムーズになりました。



この際に、Amazon.com USAから純正ウインチカバーを奢りました。



WARN 8557 Soft Winch Cover
$57.48



ビニールレザー製で、防水性はまあまあありそうです。



これでしばらくは大丈夫でしょう!



WARN8274 再修理 その52017年12月24日

コンミュテーターをグラスウール、サンドペーパーで磨きます。
セグメント間のアンダーカット部分をベビードライバーなどで清掃します。



アーマチュアコイルをヨークに入れ、ブラシにタイラップを掛けて引っ込めてコンミュテーターを挿入します。
挿入前にブラシ先端を脱脂するのを忘れてしまいました。
エンド側ベアリングは、エンドフレームの溝に入るようになっています。



クラッチを切らずにモーターを外したのですが、ピニオンギアがハウジング内に落下してしまったので、アッパーハウジングを外しました。
ギアオイルの規定量はわかりませんが、足りないようなので手持ちの75W-90のデフオイルを足しておきました。
オイルが不足していたためか、ギアに若干サビが見られますが、今回はOHは見送り、このまま組んでいきます。



アッパーハウジング内部。
小さなギアがモーター、クラッチにつながっているピニオンギア。
モーターを抜いてしまうと左のギアに載っているだけなので、ギアが少し回転しただけで外れてしまうようです。



液体パッキンを塗り、エンドフレームを取付け、スルーボルトとアッパーハウジング穴を合わせてモーターをアッパーハウジングに取付けます。



ピニオンに貫通しているのがモーターのシャフト20スプライン。
画像はモーター駆動の状態。



クラッチレバーを引くと一緒にピニオンギアが移動してモーターと縁が切れ、ドラムが空転してワイヤーが引き出せるようになります。


あとはモーターの導通をチェックして問題なければ車載です。

WARN8274 再修理 その42017年12月23日

フィールドコイルのリードワイヤーが捩れていました。
F1端子のケーブル取付の際に端子が回転し、捩れたと考えられます。
最悪はヨークやスルーボルトと接触しショートすることもあります。
ショートはなさそうなので、無理に戻してリードワイヤーが破断すると困るので、あえて弄らずにそのままにしておきます。
ケーブル取付の際は、端子取付け側のナットにもスパナを掛け回らない様にするなど注意が必要です。



+側ブラシに近いヨークの裏側に絶縁のためビニールテープを貼りました。
このままでは剥がれてくるので、ホットボンドで接着します。



ブラシがスムーズに可動するよう、ブラシをサンドペーパーで若干削りました。
スプリング、ブラシを組み付け、ホルダーを元に戻し固定します。
温度センサーは必要ないので、カットして取外しました。



ブラシの動きは問題なさそうです。



スルーボルトの収縮チューブ6φもキズがあったので交換。